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またたび日誌

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猫の4 「危ないぞっ!」ココは地獄の1丁目
 
仕事柄、年がら年中、いろいろな所を走り回っていますと、いろんなものに遭遇します。数年前、滋賀県辺りの名神高速では
戦車を積載しているトレーラーと、それも何台も、すれ違ったことがあります。台数が多かったので、一瞬、「戦争でも始まるの
か!?」とびっくりします。山口県の2号線でかなりでかいプレジャーボートかヨットを積んだ長崎ナンバーのトレーラー。確か、船
は大阪近辺のものだったと思います。岡山県内でも、深夜、2号線を走っていると、黄色か青のパトランプの先導車を従えた、
巨大構造物(橋桁やなにかのタンクなど)を、搬送中のトレーラーに出会うことがあります。先日も深夜、上道の250号線(旧
2号線)で、道幅いっぱいに中央線を越して走る巨大なスクリューを積んだトレーラーと、ばったり出会いました。そう、ここには
世界に誇るナカシマプロペラがあるのです。先日も宮様がご見学なさったとか。車を停めて、しばしスクリューに見とれてしまい
ました。なお、パトランプの先導車が対向してきた場合必ず大きな物を積んだ車両が通りますので、道路左り際を走行するよう
にしましょう。あと電車か、できれば新幹線を見てみたいです。
危ない!
危ない標識
交通事故や火事をよく目撃します。交通事故は現場近くでないと、その様子が分かりませんが、火災の場合、黒い煙が、一筋
天高くあがりますので、よくわかります。車を運転中、ふと気づくと一筋の黒煙。なんだなんだと行ってみますとやはり火事。建
物がバチバチと燃え上がっています。消防隊も野次馬も集まって現場は騒然としています。岡山での火事は、今までに何件も
見ています。山火事も多く、児島や瀬戸町の煙も岡山市内からよく見えました。ある時は、四国の国道11号で山火事の現場
近くを通り、その恐ろしさを目の当たりにしました。高速道路上からも富山のタイヤ火事、四国の布団屋の火事などを目撃した
ことがあります。
工場火災
岡山では国道53号や180号などを走りますと、タヌキの死骸をよく見ます。ある時は道中4、5匹。四国の松山道でも高速走
行中に、目の前をタヌキが横切ったこともあります。普段走っていても、イタチの飛び出しをよく目にしますが、が目の前
にタッタカ飛び出してきて、前を走っていた乗用車にバンと体当たり。ギャンギャン泣きながら道路脇に走り去ったこともありま
した。スズメヒヨドリが車にポンと激突など、犠牲になる動物が多いものです。
 
交通事故の場合、いつもはすんなり走れる所なのに、変に渋滞しているなと思うと、追突事故だったということは、しょっちゅう
あります。岡山国道2号バイバス上り線百間川で渋滞。通りかかると車載トレーラー大型トラックが追突。よく見ると、真ん
中にグシャグシャに潰れた乗用車が1台ありました。工事か何かで渋滞していたところに、後ろから来た大型トラックが気づか
ず乗用車に追突。乗用車は押し出され、前に停まっていた車載トレーラーに、めり込んだものでした。大型トラックがノーブレー
キだったのか乗用車は原型をとどめていません。もちろん即死です。実は、この辺りは似たような事故が、数回起きており、工
事中の作業車にトラックが突っ込んだこともあります。
交差点の事故 バス 衝突
また、ある晴れた日の午前中、救急車が停まっており、見ると黒い軽乗用車が歩道に乗り上げ、街路樹にぶつかっています。
運転手であろう若い女性が、痛い、痛いとわめきながら、担架にのせられて、救急車に。近寄って、見物人の話を聞きますと、
実は、街路樹にぶつかる前に、歩道で草取りをしていたおばあさんがはねられ、びくびくと身体をけいれんさせながら、意識不
明の状態で、先にもう一台の救急車で運ばれたそうです。脳内出血を起こすと、頭蓋骨内に血液がたまり、その圧迫でけいれ
んを生じるようです。現場をよく見ると、一緒にいたご主人であろうおじいさんが、警察官に、なにやら血相を変えて話していま
す。また、つぶれた車から少し離れた歩道に、赤く血糊がありました。
 
夜、少し広めの点滅信号の交差点に通りかかると、ワンボックスカーが2台出会い頭に衝突したようで、一台は、交差点にある
郵便局入り口付近に突っ込み、もう一台はすぐそばで、助手席を大破させています。負傷者は、すでに運ばれた後でしたが、
救助工作隊も来ていて、もう機材の片づけをしているところでした。深夜であり、また周りに民家の少ない交差点でしたから、
見物人も2人ほどでした。大破した車の様子を見てみるとやはり血。かなりの出血量でした。大きなぶつかる音がして、家から
飛び出してきた目撃者の話によると、助手席を大破した車は、赤点滅、一旦停止を無視して交差点に進入し、左から来たワン
ボックスカー、こちらは黄点滅、またスピードが出てたらしい、と衝突。
 
大破した車には、運転席に男性、助手席に女性、うしろに小学生のその子供。もう一台の方は男性ひとり。助手席の女性の
怪我がひどく、目撃者が駆けつけて来たとき、小学生の男の子が、女性の頭から流れ出てくる血しぶきを手で押さえながら、
ぐったりとした女性の身体を抱きかかえて「お母さん!お母さん!」そして、暗い夜空を見上げて、「神様!神様!どうかお母
さんを助けてください。お願いします」とふるえながら、言っていたそうです。救急隊がきてからも「神様!神様!お願い!!」と、
ずっと叫んでいたとのことです。と話を聞いて振り返って、黙々と片づけをしている救助工作隊員の顔を見ると、皆んな今にも
泣き出さんばかりの切なそうな表情をしていました。
 
高速道路で目撃した事故は、関東の東名高速で、大手宅配会社の大型トラックが、トンネル入り口付近で側壁に衝突大破し、
貨物室の荷物が辺り一面に散乱していた事故と、山口県の中国道で中央分離帯に激突した直後の白煙をあげている乗用車
などを覚えています。他にも路側帯での車両火災や、ラジエターからと思う白煙をもくもくとあげながら、走行する乗用車などを
見たこともありますが、高速道路では、そのまま通過してしまうので、「そういえばそんなこともあったな」としか記憶にありませ
ん。なお宅配会社は2社(いつも委託されている宅配会社と別で良かった)のトラック事故を見ましたが、事故以前は、この2社
のトラックは、いつも高速道路をビュンビュン飛ばしていました。この事故を目撃した頃から、運転もおとなしくなったように思い
ます。
トラック 横転
神戸市への配達の帰り、春の小雨の降る土曜日の午後でした。この日の帰りは国道2号線でした。途中250号(明姫幹線)
へ抜け、姫路パイパスに入るルートでした。土曜日ということもあって明石海峡大橋のたもとを抜けた辺りから、渋滞です。
どの都市でも、土曜日の午後と日曜日午前10時過ぎると、信号や道路沿線の量販店、お店に流出入する車による自然渋滞
が発生します。この日も、前後を見るとマイカーだらけで、車列をなしています。明石市を抜けるには、相当時間がかかりそうだ
と思いました。
 
それでもなんとか、少しずつ車は前に進んで行きます。幅の広い信号交差点に差しかかりました。交差点のその前も渋滞して
いるらしく青信号にも関わらず、車の列は交差点内をのろのろと。ぼーっとしながら、列に続いて交差点に進入しようとすると、
広い交差点の中央に何か大きな物体が、2つ落ちています。前を進む乗用車もなにやら避けながら、ゆっくり進んでいます。
 
「はて?」だんだん近づくにつれ、その物体が、ひとつは転倒した単車、もう一つは明らかに、あおむけに倒れている人間と分
かりました「レレレッ?」と焦りながらも、車の列は前へ前へと。交差点左方向から来た単車が、何かにぶつかって転倒したよ
うです。20代の若い男性は、バンザイするように両手を伸ばし、片方の足は太ももからジーパンが裂け、赤黒く変色した肌が
露出し、曲がらぬ方向の外側に、くの字に折れ曲がっています。顔は口が半開きで、傍らにヘルメットが転がっており、おでこ
の辺りがぽこんと陥没しています。間近を通過しました。
 
ぴくりとも身動きしておらず、即死のようです。、交差点を遠巻きに見ている人が数人いましたが、駆け寄る人も無く、冷たい雨
の中を、なぜか放置されているように思いました。それでも車列は前にゆっくりと進んでいきます。対向車の様子を見ると、ドラ
イバーは、びっくり仰天しています。真後ろにいたトラックの初老の運転手の、キュッと停めて両手を合わせて拝んでいる様子
が、バックミラー越しに見えました。すれ違う対向車には、ニコニコしている仲睦まじそうなカップルや家族連れが、いましたが
「彼らも、数十秒後にはあの死体を目撃するのだろうな」と考えると何ともいえぬ気持ちになりました。
 
相変わらず渋滞の中を進んでいますと「ウー」とパトカーが渋滞の対向車線に現れました。緊急車両です。パトカーが2、3台。
続いて救急車が。どうやら目撃したのは、事故直後だったようです。次の日、今度は明石市への配達があり、そこでこの事故
の話になり、単車と車との接触事故で、どうも、どちらかが無理に交差点を通過しようとしていたそうです。
 
かなり昔、広島市内の国道2号線でも、死亡事故直後を目撃したことがあります。そこは片側3車線の交通量もかなり多い所
でした。3車線の真ん中を走行し、信号待ちで停止したところ、左側少し前ににいた、大型トレーラーの運転手が、ドアをバンと
開け、やおら運転席から降りてきます。そして後ろの荷台にやってきて、車体の下をのぞき込んでいます。つられて彼がのぞ
いた方向を見ますと、なにやら原付バイクが転がっているのちらりと。運転手は困った表情をしています。何人か人も集りだし、
そこで車から降りてトレーラーの下をのぞき込むと、フルフェイスのヘルメットがバコンと砕けたうつぶせの若者の死体がありま
した。
 
若者(新聞では東京から帰省中の大学生)は、道路の左端を原付バイクで走行していましたが、道路のはしっこの方は、路面
の状態が悪くでこぼこしており、恐らく、原付バイクが跳ねたか、ハンドルを取られて転んだのでしょう。そのままトレーラーの
下に潜り込み、信号でスピードをゆるめたため、車体の重量が相当かかったと思われるタイヤに、どっすんと、頭部を踏まれ、
ヘルメットが砕けてしまった・・・。
 
運転手は、ま後ろにいた乗用車のおじさんに、目撃者になってくれるよう頼み込んでいます。見るとおじさんは、ハンドルを両
手で握りしめながら、ブルブルふるえていました。割れたヘルメットの奥から見えた、血だらけの顔と銀色に光る飛び出した2
つの眼球・・・が目に焼き付いています。
 
追突で、運転席に挟まれた軽トラックの運転手を救出したことも、今までに2回ほどあります。いずれも足を骨折した程度の負
傷でしたが、四国松山でのある日の午後の事故は、おじいさんが事故を起こした直後、通りかかり、その辺にいた皆が駆け寄
っていました。軽トラックの運転席がペコンとへっこみ、フロントガラスが砕け散り、おじいさんが足をはさまれ、ウンウンうなって
います。
 
皆で声をかけてやり、とりあえず、車から出してやろうということになり、車体を押さえる者、フロントガラスのはまっていたところ
をつかんで引っ張る者、扉をこじあける者と手分けして、作業に取りかかりました。「えいやーえいやー」と協力して、いっせいに
力を入れます。すると、おじいさん「痛たたたた」皆でまた「もうちょっとじゃ、えいやーえいやー」おじいさん「痛たたたた。くそば
かっ痛いじゃないか!! #$%&*」と我々を罵ってきます。「もっとえーよーに、せぇ!」などと。ふと、気づくと酒の香りが。まっ昼間
から飲酒運転して、事故を起こしていたのでした。ある程度こじ開けたところで、救急隊も到着し、我われも、頭に来ていたので
「もうええ、もう行こ」と振り返ることもなく解散しました。
死亡事故発生
死亡事故発生
目の前で起こった事故は、やはりお年寄りが前を走っていて、無理に車線変更をし、隣の車にバンとぶつかったのを見たことが
あります。だいぶ前からふらふらと運転していましたので、「おっとー」と避けて追い越し、その場を去りました。また、のんびり
とした田舎の国道で信号待ちをして、さて、発進と思ったところ、反対車線で発進したミニバイクが、歩道の縁石に乗り上げて
しまいました。乗り上げて、また車道に落ち、前かごに大きな荷物を載せていたせいか、つんのめって前転。ドライバーは頭の
てっぺんからアスファルトに着地し、ヘルメットが丸いものだからころっとなって、その瞬間、首がグキッ。そしてばたんと倒れ、
身動きしない。自損事故でした。
 
グキッと音をはっきり聞きましたから、これはまずいし、死んだかもしれないと思いました。車を発進する前だったので、降りて
行こうとしたのですが、すぐ脇のガソリンスタンドの従業員が気づき、「大丈夫ですかー」と声をかけて来たのを見て、救急車に
まかせたほうが良いと判断して、その場を後にしました。なお死亡事故になったニュースや新聞記事は、ありませんでしたから
おそらく一命はとりとめたと思います。しかし頸椎骨折だったら、下半身不随の可能性が。
 
その他、忘れられないのがJR赤穂線の踏切事故。駆けつけてみると車は、ペッシャンコの状態です。実は衝突したのはこの
踏切ではなく、もうひとつ手前の警報機のない踏切が衝突地点で、150か200メートル引きずられてここまで来たそうです。
電車は無傷で、中の乗客は、事故の様子もわからないまま、意外とおとなしく撤去作業を見守っていました。免許証書き換え
講習で講師が、「現場に行くとなぁ2歳の女の子がお亡くなりになって・・・この子の脳味噌がこのくらいの白い、きれいなもの
を・・・生きていればもう嫁さんに行けたのに・・・」と、元現場担当だったのでしょう。両手でくるむその手つきを、受講者一同、
固唾をのんで見つめました。行き倒れになった女性を発見したことや、新岡山港の水難事故の現場に立ち会ったこともありま
す。しかし、差し障りがあると判断されますのでまたの機会に。また、お気の毒に亡くなられた被害者の方およびご遺族一同
様にご冥福とおくやみを申し上げます。
 
いろいろ事故現場を見てきましたので、いつか、自分が巻き込まれるのではないかという不安が、常にあります。自分がいくら
注意しても、飛び込んできた車と正面衝突して、死んでしまうかも。うーんやっぱり正面衝突の可能性が高いな・・・・・などと。
いつも、仕事で出かける際は、特に距離が伸びる場合、無事帰ってこれますようにと、密かに心の中で、お祈りを捧げてしまい
ます。ココは地獄の1丁目1番地。合掌。
蓮の花
 

 

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